やはり高い?
”Windowsタブレットは高い“というイメージを持っている人も多いと思います。
確かに高性能なWindowsタブレットの中には30万円を超えるものもあります。対して、一般的なAndroidタブレットは3万円台から購入でき、格安のものでは1万円を切る価格の製品もあります。
確かに、これだけを比べれば高いという結論になりますが、この比較は意味があるのでしょうか。
実はWindowsタブレットには、2万円台で購入できる端末もあり、その価格ラインはかなり広くなっています。Windowsタブレットに何を求めているかによって、評価は大きく異なってきます。
高機能のソフトにはハイスペックが必要
Windowsタブレットユーザーの多くは、タブレットにPCと同じ機能を求めてきます。Office関連ソフトだけではなく、画像・映像の編集や、音楽制作などを、PCと同様にオペレーションしたいと考えます。
これらのソフトは、既存のPCをターゲットに開発されていますので、CPU、メモリー、ディスク容量ともハイスペックが求められます。CPUはIntelの第7世代、RAMは最低限でも4GB、ディスク容量も256GB位ないと、サクサクという感じにはなりません。
低価格のWindowsタブレットでは、CPUにIntelのAtomといった廉価版を使用し、RAMは2~4GB、ディスク容量は64GBといった低スペックになっていてこれがネックになります。
プリインストールされたモバイル版のOffice位ならば、オペレーションに問題はありませんが、ちょっと本格的なソフトをインストールすると、すぐにディスク容量がいっぱいになります。
困るのはOSがメジャーアップデートされる場合、最低でも8GB程度以上の空きスペースが必要になりますが、既にディスクが満杯の状況になります。そうなると、インストールしたソフトをひとつひとつ削除し、空きスペースを空けていくことになります。
結局ほとんどのソフトを削除して、OSだけの状態に戻して、やっとアップデートが可能といった“トホホ”状態になることもあります。良くあることですが、アップデートするとOSの占める容量が増加し、インストールソフトを制限することにもなります。
Windowsタブレットには割り切りが必要
これに対し、Androidタブレットはタブレット利用に徹していますので、アプリもシンプルに設計され、PCのように大きなサイズのアプリはありません。ディスク容量が16GBや32GBといったレベルでも3~40のアプリを入れ込んでも、問題なく動作します。
しかし、Windowsで稼働しているような高機能なソフトはAndroidのタブレットでは用意されていません。PCとタブレットは全く別の製品ラインという位置付けです。
タブレットはオフィスや自宅に限定されていたソフトやアプリの利用を、外出先や出張先にまで拡大しました。タブレットメーカーは、タブレットとPCを基本的には別物として位置付け、タブレットの能力内でPCを支援する機能を提供しています。
まとめ
Androidと同じように、Windowsタブレットにも、タブレットに最適化されたアプリが用意されていますが、現状Androidに比較すると、数も少なく、発展途上です。
WindowsタブレットをPCのように活用するのであれば、ある程度高価になることは仕方ありません。タブレットでがっつり作業を行いたい方は、Windowsタブレットの導入を検討されてみてはいかがでしょうか。
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